大人気だからこそ知っておきたい!美味しく健康に取り入れるための「チアシードQ&A」
美容・健康を意識する方だけではなく、トップアスリートもその効果に期待を寄せるスーパーフードがあります。それは、体のコンディショニングに欠かせないタンパク質を豊富に含む“チアシード”。「チアシードならもう取り入れている」と思った方もいるでしょうが、ただ取り入れているだけでは、せっかくの栄養・効果を十分に発揮させられていないかもしれません。ここでは、チアシードに関する素朴な疑問にお答えします。
チアシードの効果・効能おさらい
チアシードは、メキシコ原産のシソ科の一年草“チア”の種子。灰色または白っぽい色をしていて、水に浸けると約10倍に膨らみジェル状になるのが大きな特徴。このドロッとした成分は、グルコマンナンという食物繊維で、便秘解消に効果を発揮します。また、健康な肌・髪・爪・筋肉の育成に欠かせないタンパク質も豊富。味やニオイがほぼしないため、さまざまな料理・飲み物に混ぜることが可能です。
チアシードの取り入れ方
チアシードをはじめとする“スーパーフード”と呼ばれる食品は、一般的な食品に比べて栄養価が高いことから、その取り入れ方にも注意が必要です。下記の取り入れ方を参考にしてみてください。
(1)取り過ぎない
チアシードは、オメガ3脂肪酸のひとつ“αリノレン酸”を含みます。αリノレン酸には、血流改善や血栓予防、中性脂肪低減、アレルギー抑制など、さまざまな働きがあるのですが、厚生労働省により1日の摂取目安が定められています。その量は、1.6g(18~49歳の女性)。チアシード約10g分に相当します(メーカーにより多少異なる)。
「体に良いから」と、取り過ぎることがないようにしましょう。
(2)非加熱調理で
上記でお伝えしたαリノレン酸には、熱に弱いという一面があります。αリノレン酸の摂取目的でチアシードを取り入れるのなら、非加熱調理で。
浸水させる
チアシードの1番の特徴とも言えるのが、「ドロッと感」。これは、水溶性食物繊維・グルコマンナンが水分を吸収してゲル状になることで起こる現象です。そして、その状態のチアシードを摂取することで、満腹感が得られたり、便通が良くなったり。反対に、乾燥した状態のチアシードを摂取すると、胃腸内の水分が奪われて便秘になったり、グルコマンナンの力が十分に発揮されなかったりすることも……。
チアシードは、浸水させなくても食べることは可能。ですが、より効果的に取り入れるためには、しっかりと水を吸わせることをオススメします。
チアシードを楽しむ方法
チアシードの取り入れ方が分かったら、次はチアシードを楽しむ方法です。アレンジ方法が分からず、「毎回、ドリンクに混ぜるだけになってしまう」という方は、ぜひ試してみてください。
チアシード・ジュレ
①チアシードを水に浸けて、ふやかしておく。
②市販のドレッシングや、手作りドレッシングに混ぜて、ジュレ風のドレッシングを作る。
チアシード・ジャム
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2度の海外留学を経て、航空会社で勤務。退職後は、「まずは自分が試してみる!」という実践美容をモットーに、フットワークの軽さと行動力を生かして、美容ライターの活動をスタート。
“美容と食には密接な関係がある”ことから、『ジュニア・スーパーフードマイスター』『スーパーフードマイスター』など、複数の「食」に関する資格を取得し、ビューティーフードアドバイザーとしてフード系のイベント講師・執筆に携わる。
2016年からはヨガインストラクターの活動も開始。多角的に美容・健康をサポートする。