
スーパーフード・ザ・フルーツ! 果物について知る
世界各国で生産される“スーパーフルーツ”。スーパーフードブームにあやかって、いまや観光資源としても大活躍のアイテムとなりました。まだまだ知られていないものも数多くあるとおもいますので、特徴や成分とともにご紹介していきます。今回は日本文化になじみのある、柑橘類の2つです。
きんかん
田舎町に行くと、山々の木々で見かける事があるきんかんは、まさに自然の恵み。
果物は、皮を剥いて身を食べますが、きんかんの場合はその逆で、皮をメインに食べます。まるまる食べることのできる珍しい柑橘類なんです。
少し苦みさえ感じられるこの皮に含まれるビタミンCの含有量は驚くほどで、皮をむいてサラダにしたり、そのままハチミツ漬けにしたりして食べるのもおすすめです。
多くのビタミンCを摂取出来るので、風邪のひきはじめにも是非。ビタミンCとともに皮に多く含まれる“ヘスペリジン”は血流の改善に効果を発揮し、ビタミンCと一緒に身体を細菌やウイルスから守ってくれるスゴイ成分。寒い時期にきんかんの商品が増えるのも納得ですよね。
ちなみに、ヘスペリジンはゆずにも含まれているのでゆず湯をすると身体がぽかぽかするのはこのためなんだそうです。日本では古くからきんかんやゆずの効果を利用して冬を乗り切っていました。歴史あるスーパーフードと言えるでしょう。また、最近ではプランターで栽培する方も多いようです。
柑橘類のなかでも寒さや虫、病気に強く、育てやすいんだとか。難易度的には中級者のかたにおすすめということなので、プランターでの栽培経験のあるかたはいかがでしょうか。ジャムや甘露煮にすれば長く楽しめるフルーツです。
成分
ビタミンC、食物繊維、抗酸化フラボノイド
ライム38gー26kcal
たんぱく質 0.8g、脂質 0.4g、飽和脂肪酸 0g、炭水化物 6g、食物繊維 2.4g
オレンジ
オレンジほど、ポピュラーで、世界中に多くの種類を持つ果物はないのではないでしょうか。
日本でさえも、みかん、ポンカン、はっさく、甘夏、夏みかん・・・多くの種類がありますよね。もともとはインドで誕生した果物で、日本には明治時代にきたとされています。
このオレンジには、ビタミンCをはじめ、食物繊維や葉酸、カルシウムなど、多くの必須栄養素をが含まれています。また、ブラッドオレンジの場合には、ガン予防やその他多くの生活習慣病の予防にも適した“アントシアニン”という抗酸化作用のある成分が含まれているのもポイントです。
選ぶ際には、ずっしりとした艶やかなものを手に取るといいです。そのままたべるだけではなく、スムージーやジュースにしたり、サラダにもおすすめですよ。
成分
ビタミンC、チアミン、食物繊維、ビタミンA、B6、葉酸、パテントン酸、カルシウム、マグネシウム、カリウム、抗酸化フラボノイド、酸化防止剤、
オレンジ141gー65kcal
たんぱく質 0.1g、脂質 0.3g、飽和脂肪酸 0g、炭水化物 16.3g、食物繊維 3.4g
スーパーフード・レシピ
オレンジサラダ
《材料》
ほうれん草、レタス、たまねぎなどのお好みの野菜、オレンジ、クルミまたはアーモンド、ライム、オリーブオイル、キヌア、塩こしょう
《作り方》
ほうれん草は生のままで、その他の野菜と小さくカットしたオレンジを合わせます。ここに、細かくきざんだクルミ、またはスライスアーモンド、茹で上げたキヌアもまぜ合わせます。ライムを絞り、オリーブオイルをかければ出来上がり!
オレンジと生のほうれん草、スライスアーモンドの相性は抜群ですよ!!
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