キヌアとは...

キヌアはペルーやボリビアなどの南米で主に生産されている雑穀の一種です。栄養価の高さが特に注目されていて、精白米と比べるとタンパク質が2倍、良質な脂質が5倍、食物繊維が8倍、カリウムが6倍、カルシウムが10倍、鉄が8倍も含まれているのです。さらに、良質な必須アミノ酸がバランスよく含まれていることから、アメリカ航空宇宙局「NASA」に21世紀の主要食と評されたほど優秀な食材です。

キヌア1合(135g)を茹でると525gにまで膨らみます。茹でたあとのキヌア100gあたりのカロリーは95kcal、糖質は15gです。白米は100g(ご飯茶わん小盛り1杯)あたりのカロリーが168kcal、糖質は37gです。キヌアが白米よりも低カロリー、低糖質であることが一目瞭然ですね。

ダイエットに最適なキヌア

キヌアには中性脂肪やコレステロールを下げるリノレン酸や、ストレスを和らげて髪や肌を健康に保つパントテン酸、脂肪の代謝を助けるナイアシンなどが含まれています。ダイエットや健康維持に効果的であることから海外セレブに注目されて話題になりました。
ミランダカーさんやケイトモスさんが好んで食べていることも知られています。なかでも歌手のビヨンセさんは産後にたった3ヶ月で、なんと-26kgものダイエットに成功したそうです。

ビヨンセさんが行ったキヌアダイエットの方法は、主食をキヌアに置き換えること。キヌアは食べても血糖値が急上昇しにくいので太りにくく、胃の中で膨張して満足感を得られやすいので食べ過ぎを防いでくれるというダイエットに向いている食材なのです。

太りにくいうえに、豊富な食物繊維を含んでいるので便秘解消にも効果的で、さらに栄養豊富でカラダにも良い効果が期待できます。

キヌアの食べ方

キヌアは必ず洗ってから調理するようにします。簡単な調理方法のひとつは白米を炊く時にキヌアを1~2割混ぜて炊く方法で、水は白米を普通に炊く量で大丈夫です。

キヌアを茹でる場合は、鍋にたっぷりの湯を沸かし、キヌアを入れ、固さを見ながら芯がなくなるまで10~15分ほど茹でたらザルにあげます。

このほかにも、サラダや料理に添えたり、ピラフにしたり、そのまま食べる以外にもいろいろな食べ方が楽しめるので、いろいろなレシピが楽しめそうですね。そして、キヌアはグルテンフリーなので小麦アレルギーの人も安心して食べることができます。

キヌアの注意点

キヌアの表面にはサポニンという成分が含まれています。サポニンは苦みがあるだけでなく毒性があるとされていますが、水溶性なので最初にしっかりと洗い流してしまえば心配はありません。サポニンには泡立つ性質があるので、洗っている時に泡立たなくなるまで洗えば大丈夫です。

キヌアを食べたからすぐにダイエットにつながるわけではありません。そのほかの食べ物を食べ過ぎてしまってはダイエットの意味がなくなってしまいます。高カロリーなものはなるべく控えて、適度な運動もあわせて行いましょう。

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