
スーパーフルーツ「プルーン」で美肌を手に入れよう!
昔から私たち日本人の身近にあったプルーン。給食などでも出るほど認知度も高く、一度は口にしたことがある方はほとんどなのではないでしょうか?プルーンは手軽でおいしく、忙しいライフスタイルにも取り入れやすいことから、アメリカでは元祖”スーパーフルーツ”とも呼ばれているほど。今回はこの元祖スーパーフルーツ・プルーンの栄養とその健康効果についてご紹介したいと思います。
自然のままでも優れた栄養バランス
プルーンとは、乾燥したプラム(西洋すもも)で、食物繊維やビタミンA、B群、βカロテンなどのビタミン類、カリウム、マグネシウムなどのミネラル類が、自然のままバランスよく含まれています。
近年の研究で、腸内環境がいかに全身の美容・健康に大きな影響を及ぼしているかが、次々と解明されています。
プルーンには、それぞれ異なった働きで腸の健康維持に欠かせない水溶性・不溶性両方の食物繊維が含まれており、便秘を予防し、腸内環境を整えるのに役立ちます。
近年の研究で、大腸には数百種類以上の細菌で作られる細菌叢(腸内フローラ)が存在し、そこから作られる物質が全身の健康・美容に大きくかかわることがわかってきました。
腸内フローラが乱れると、肥満や花粉症などのアレルギー症状、病気の原因になるともいわれています。
プルーンに含まれる食物繊維は、腸内細菌の大好物なのです。腸を整え、便秘を予防します。
美肌・アンチエイジング・ダイエットにもおすすめ
最近では抗酸化物質のサプリメントが人気を集めていますが、抗酸化物質は本来、食品中のさまざまな栄養素と一緒にとる方が高い効果をもたらす可能性があります。
プルーンに多く含まれるポリフェノール、ネオクロロゲン酸は強力な抗酸化物質で、身体に有害な活性酸素から細胞を守るため、皮膚が若々しくしなやかに保たれる美容効果が期待できるのです。
また、ビタミン・ミネラルも皮膚や粘膜を健康に保ち、からだの調子を整える働きをします。
さらにプルーンは脂肪をほとんど含まない低カロリーの健康食品の優等生です。砂糖を加えない自然なままの甘みで、豊富に含まれる食物繊維が体内でゆっくり消化されるため、ダイエットの大敵、食後の血糖値の急上昇を抑えることができます。
朝食でヨーグルトに入れたり、ジューシーな果肉は噛みごたえがあるので、おやつにそのまま食べたりすれば、ダイエット時にも健康的な食生活を楽しく続ける助けとなってくれるのです。
妊婦さんにも強い味方
プルーンは鉄分が豊富というイメージが強く妊娠中の女性に勧められる果物としても有名ですが、実は100g中の鉄分は0.2mgと鉄分が多いわけではありません。
プルーンの貧血改善効果が高いと言われるのは鉄分含有量が多いからというよりは葉酸やビタミンB6など造血に必要なビタミンB群、ビタミンCなどの成分がバランスよく含まれていることが大きいと考えられます。
プルーンのメリット・デメリット
生のプラムに比べ乾燥プルーンはカルシウムや食物繊維量が約6倍、ビタミンB6やカリウム、鉄分が約5倍増加するなど栄養価が凝縮され高まります。また生のものだと皮付きで食べにくいという方も抗酸化物質を多く含む皮ごと食べられるなどのメリットもありますから手軽に栄養素を効率よく摂取したい場合は乾燥プルーンが向いていると言えるでしょう。
ただし水分が抜けて栄養が濃縮した分100g中のカロリーも生プルーン49kcalだったものが、乾燥プルーンになると235kcalと5倍近く増加しますから食べ過ぎには注意が必要です。
コーヒーや紅茶・緑茶などタンニンを含むものと食べると鉄分の吸収が阻害されてしまいます。鉄分補給を目的として食べる場合は同時に摂取しないように気をつけたほうが良いでしょう。
そして、プルーンはシュウ酸塩を含むため腎臓や胆嚢に問題のある方は症状を悪化させる危険性があります。かかりつけの医師などに相談した上で食べるようにしてください。
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