青パパイヤってどんなもの

青パパイヤはグリーンパパイヤとも呼ばれ、熱帯アフリカを原産とするパパイヤの木の実です。木の実なので果物に分類されますが、黄色く熟したパパイヤと違い、青パパイヤは野菜に近い食べ方をします。
 
フルーツとして食べられる黄色いパパイヤとの違いは、熟す前か後かになります。パパイヤは熟す前、熟した後でそれぞれの違う食べ方になります。

そして、青パパイヤには酵素が多く含まれます。青パパイヤに含まれる酵素の量はとにかく多く、成熟したパパイヤの約10倍にもなります。これはパイナップルの6倍に達する酵素の量で、しかもビタミンCも豊富で熱に強いというのが特徴です。

栄養をしっかり摂取できるだけでなく、その栄養をきちんと分解・吸収できるようにする酵素が含まれている青パパイヤはまさにスーパーフードといえるでしょう。

青パパイヤの栄養と効果

青パパイヤの主な栄養は、「パパイン」「ポリフェノール」「ビタミンC」3つです。それぞれの特徴と効能をご紹介します。

パパイン

青パパイヤには「パパイン」というタンパク質を分解する酵素が含まれています。
 
肉などのタンパク質の消化を助ける効能・働きだけでなく、脂肪や糖質をも分解する働きが確認され、代謝を高めてダイエットに効果があるのではと注目されている栄養素です。また、パパインは青パパイヤに多く含まれるものので、熟すにつれてその量が減少してしまうのです。
 
パパインの効能を多く得るには青パパイヤを食べるようにしましょう。

ポリフェノール

青パパイヤには、抗酸化作用の効果があるポリフェノールが非常に多く含まれています。
 
ポリフェノールと聞くと赤ワインを連想する方も多いと思いますが、青パパイヤには何と赤ワインの約7.5倍ものポリフェノールが含まれています。ポリフェノールの抗酸化作用が、体に溜まった活性酸素を取り除いてくれるので、細胞の老化を防止し、血液をサラサラにし、生活習慣病予防、アンチエイジングなどの効能が期待できるのです。

ビタミンC

多くのビタミンが青パパイヤに含まれていますが、その中でも特に多いのがビタミンCです。その効能は良く知られている通り、風邪予防、疲労回復、肌荒れ防止などがあります。
 

青パパイヤの食べ方

青パパイヤは、調理の最初の段階として灰汁抜きが必要です。
灰汁抜きのやり方は、下記のとおりです。

・半分に切る
・スプーンなどで中央の種の部分を切り抜く
・皮を剥く
・千切りにする
・数分×数回水にさらす

という手順になります。

下処理をすれば、青パパイヤは生で食べることができます。サラダや和え物が生での主な食べ方です。
タイ料理でも、ソムタムというサラダのような料理で生の青パパイヤが使われています。
 
生以外では、炒め物として食べられることが多いです。沖縄料理では、パパイヤチャンプルーがあります。豚肉やツナ、コンビーフなどの肉類と、人参など他の野菜と一緒に炒めれば、簡単に作れます。味付けは塩コショウや和風だしなど、お好みに合わせてみましょう。

青パパイヤの保存方法

パパイヤは暑い地域で育った木の実ですので、寒さに弱い品種です。あまり温度が低い場所での保管は避けましょう。涼しい場所にか冷蔵庫での保管をおすすめしますが、冷蔵庫で保存する場合は、冷風と乾燥を防ぐために、新聞紙に包んでください。また、冷蔵庫の中でも、あまり温度の低くならない場所に置くようにしましょう。保存期間は1週間が目安です。
 
青パパイヤは冷凍にはあまり向きませんが、食べきれない場合は、最初にご紹介したように千切りして灰汁抜きし、水を切ってから冷凍用の保存袋に入れてから冷凍して下さい。使う時は、自然解凍してから使いましょう。

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