かぼちゃの種(パンプキンシード)とは?

その名のとおりかぼちゃの種です。普段は果肉だけを食用として使用することが一般的ですが、実はかぼちゃの種は非常に栄養価の高い食品であり、欧米では食用として利用されることが多いのです。

かぼちゃの種は漢方では生薬名として「南瓜仁(ナンカンニン)」と呼ばれており、体内の寄生虫を排出する効果のある漢方薬として利用されており、医療先進国であるドイツでは昔から薬のようにして食べられてきた食材です。

一般的に捨てられることが多いかぼちゃの種ですが、アンチエイジングや生活習慣病の予防など様々な効果が期待できる優れた食品であり、炒って殻を剥くだけで簡単に食べることができる手軽なところも魅力的です。

かぼちゃの種の栄養価

かぼちゃの種の栄養価は以下の通りです。(可食部100gあたり)

エネルギー574kcal
たんぱく質26.5g
脂質51.8g
炭水化物12g
ビタミンE0.6mg
食物繊維7.3g
ビタミンB20.19mg
カルシウム44mg

かぼちゃの種1粒あたりのカロリーや糖質

かぼちゃの種1粒を約0.5gとするとカロリーは約2.85kcal、糖質は約0.02gほどになります。糖質は低めですが、カロリーは高めなので食べ過ぎには注意が必要です。
カロリーだけでなく、市販されているかぼちゃの種は塩などで味付けされている場合もあるので、塩分過多にも注意する必要があります。

かぼちゃの種の効果・効能

かぼちゃの種には健康だけでなく、美容にも優れた栄養価が豊富に含まれています。

・生活習慣病予防
・アンチエイジング
・血行促進・美肌
・排尿障害の軽減
・前立腺肥大の抑制
・骨粗しょう症予防

かぼちゃの種には体に良い不飽和脂肪酸であるオレイン酸が含まれているので、動脈硬化や高血圧、心疾患などの生活習慣病を予防してくれる作用があります。他にもリノール酸やビタミンEによって肌のシミやシワを防ぐアンチエイジングの効果も期待できます。
この他にも血行促進の効果があるので冷え症対策にもなりますし、代謝が上がることによって美肌効果も期待できます。

ポリフェノールの一種であるリグナン類によって、過敏性膀胱や頻尿など女性が心配な排尿障害を軽減してくれます。そして男性特有の前立腺肥大を抑制する効果もあるのです。リグナン類は女性ホルモンのバランスを整えてくれる作用があるので、骨粗しょう症予防にも繋がります。

かぼちゃの種の効果的な食べ方

かぼちゃに含まれている体に良い不飽和脂肪酸であるリノール酸は、加熱すると劣化してしまう性質があります。できれば加熱せずに食べるのがベストですが、かぼちゃの種は加熱しないと食べづらく消化にも悪いです。

生でも食べやすくなっている商品もありますが、基本的には炒るなどして食べやすくすることがおすすめです。炒るとそのまま食べることもできますし、料理やお菓子のトッピングとしても使用することができます。
市販されているものはそのまま食べれるように加工されているので心配する必要はありません。

かぼちゃの種の1日の摂取量目安

かぼちゃの種の1日の摂取量は10粒~15粒を目安にするといいでしょう。必要以上に食べても効果は上がりませんし、むしろリノール酸の摂りすぎによってアトピーやアレルギー、炎症を助長してしまう可能性がありますので、食べすぎには注意しましょう。

かぼちゃの種の割り方

かぼちゃの種を素手で中身を出そうとすることは一苦労です。そこで簡単にかぼちゃの種を割る方法ですが、まず洗って1日以上乾燥させて、その後に尖っている先端部分をペンチで割った後、全体を縦に挟むようにすると簡単に割ることができます。

無理に素手だけで割ろうとしたり、乾燥させていないのにペンチで割ろうとすると怪我をしてしまう可能性があるので、無理して割ろうとしないように注意しましょう。

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すふらぶ編集部

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