ニンニクの栄養素は?

にんにくは中央アジア原産で、古くから強い強壮効果がある薬用植物として利用されてきたネギの仲間です。食用するのは地下茎が肥大した部分です。

そして、にんにくには以下のように豊富な栄養素が含まれます。

・カリウム・・・体内の余分な塩分や水分を出し、むくみ解消や血圧を下げる
・アリシン・・・疲労回復や滋養強壮に効果抜群
・アルギニン・・・ホルモンバランスをととのえ、老化防止、更年期障害緩和に有効です

他にもビタミンB1、B2、B6、ビタミンC、食物繊維、葉酸、カルシウム、マグネシウムが含まれてるので、栄養素の宝庫ともいうべき食材なのです

ニンニクから得られる効果は?

ニンニクの栄養素のなかで最も注目したい栄養素は、DATS(ジアリルトリスルフィド)と、スコルジニンです。

DAT・・・ガン細胞の繁殖を抑え、正常な細胞に戻す効果があり、ガンの発生率を下げます。
スコルジニン・・・血管を拡張し血液の流れをスムーズにしてくれるので、血圧を安定させてくれます。また冷え性改善にも効果があります。
スコルジニンは血液循環を良くし、代謝を促進し皮膚の水分と脂分をバランスよく整えるので、美肌にも効果的です。

他にも、ニンニクは交感神経を刺激する作用があるので、それにより体内の代謝を活発にし、脂肪燃焼を加速させるのでダイエットに効果的ですし、さらにポリフェノールも含んでいるので、アンチエイジング効果も期待できます。

食べすぎには要注意!

ニンニクは胃の粘膜を刺激し消化を促進させますが、過剰に摂取することによって胃に炎症を起こし、下痢や便秘を引き起こす危険性があります。
これはニンニクの殺菌作用が胃腸内の悪玉菌だけでなく、善玉菌も殺してしまうためです。特に空腹時は胃腸を刺激しすぎてしまい、胃痛や腹痛を起こすことがありますので注意しましょう。

1日の食べる目安量は、生の場合だったら1片、火を加えた場合でしたら2,3片くらいが理想でしょう。

黒ニンニクは白いニンニクとは違う?

黒ニンニクは白いニンニクを高温、高湿という環境のもと、約1ケ月かけて熟成させて作られます。長時間熟成されることで、自己発酵して黒く変化させたニンニクのことなのです。

発酵熟成により糖度が増し、ドライフルーツのような甘みになり、臭いもありません。また抗酸化力は白いニンニクの約10倍、ガン予防効果のある成分などは数倍以上に増えます。

ニンニクと一緒に食べたい食材とは?

ニンニクを食べる時には、ビタミンB1を含む豚肉、レバー、玄米などと一緒に食べることをおすすめします。

ニンニクの臭いの素であるアリシンとビタミンB1が結びつくと、吸収率が高まり、それによりエネルギー代謝が向上し、疲労回復、スタミナ効果が期待できます。 またアリシンは油に溶かすと分解、結合し、ガンを予防する成分(スルフィド類)に変化しますので、ガン予防には、油とにんにくと一緒に摂るのが効果的です。

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