アムラとは、トウダイグサ科コミカンソウ属の落葉性の小高木のことで、日本では「インドスグリ」として知られています。

インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」でも「アンチエイジングの実」「若返りの果実」として、万病を予防したり、老化を防いだりする効果があるとされているそうです。さらにアムラはいろいろなハーブと組み合わせて利用されているようです。

特にインドの伝承医学アーユルヴェーダではアムラ、ハリキター、ビビタキの三つは三大果実と呼ばれており、中でも若返りの果実であるアムラは万能なスーパーフルーツだと言われています。

またインドでは、日常生活でも美容と健康に欠かせない果実として不動の地位を保っているそうですが、アムラは昔から、生命力を甦らせる健康のシンボル、縁起のいい木として人々から尊ばれてきたとされています。

そのスーパーフードであるアムラに特に豊富に含まれている栄養成分はビタミンC・ポリフェノール・ペクチン(食物繊維の一種)です。

アムラの効果

アムラには様々な免疫力効果・効能があるとされています。

・強い抗酸化作用
・生活習慣病を予防する効果
・脂肪の蓄積を抑える効果
・美肌効果
・腸内環境を改善する効果
・便秘を解消する効果
・感染症予防効果
・白髪や脱毛を防ぐ効果

このようにアムラには万病を予防する様々な効果があるとされていますが、それはアムラが強い抗酸化作用をもっているからだと考えられています。

アムラに含まれる豊富なポリフェノールとビタミンC

アムラで特に注目すべきは、抗酸化物質であるポリフェノールとビタミンCの含有量です。

まず、アムラの果実にはβ‐グルカゴリンなどのポリフェノールが100gあたり3000mg以上含まれています。この量は赤ワインの約30倍に相当するといわれています。

またアムラに含まれるポリフェノールは、ポリフェノール特有の苦味が少ない上、後味は甘みさえ感じられるのが特徴だとされています。

アムラの果実には100gあたり約800mg以上のビタミンCが含まれているとされており、これはレモンの10倍、オレンジの20倍以上とも言われています。

また、一般的にビタミンCは熱に弱いとされますが、アムラの果実に含まれるビタミンCは熱に強いのが最大の特徴だとされています。

アムラは活性酸素を抑える効果が高い

ポリフェノールやビタミンCがもつ抗酸化作用とは、活性酸素が細胞の老化を促したり、細胞内のDNAを傷つけたりするのを防ぐ働きのことです。

活性酸素は電子が不安定なため、自らが安定するために他から電子を奪い、そのことによって周りの細胞は酸化し、錆びついたり劣化したりしてしまうのです(酸化損傷)。

活性酸素は体にとって必要な働きをすることもありますが、激しい運動やストレス、電磁波などによって体内の活性酸素が増大しすぎると、細胞の老化や劣化が引き起こされ、糖尿病やガンといった生活習慣病発症の原因になると言われています。

そのため、病気を発症するリスクを低下させるためには、なるべく体内に余計な活性酸素を増やさないことが大切になってくるのです。

しかしアムラは抗酸化作用が強いビタミンCを多く含んでいるほか、タンニンの一種で強い抗酸化力をもつβ-グルコガリンという物質も含有しています。

このβ-グルコガリンはフリーラジカルを消去したり、活性酸素を吸収したりする能力が高いとされており、その抗酸化作用については現在、研究が進められているそうです。

さらにアムラには水溶性の食物繊維であるペクチンも豊富に含まれているため、腸内環境の改善にも効果的です。

いかがですか?

アムラには強い抗酸化作用があり、また腸内環境を整える働きもあるため、アムラは生活習慣病をはじめとした万病予防に高い効果を発揮してくれるようです。
普段の生活に上手に摂りいれていきたいですね。

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