じつは栄養価の高いひまわりの種 ひまわりの種効果とは?
黄色い大きな花が太陽に向かって咲いている姿をみることが出来るひまわり。その種といえば、ハムスターの大好物ですよね。でもこのひまわりの種、人間にとってもとても栄養価の高い食べ物だったのです。そんなひまわりの種にどんなうれしい効果があるのかを紹介します。
ひまわりの種はセロトニン・ドーパミン・ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の原料となるアミノ酸「トリプトファン」を豊富に含んでいます。100g中の含有量は310mgと牛レバーやチーズと同じくらいあります。
トリプトファンに加え、ヒマワリの種には神経伝達物質の合成を助けるマグネシウム・ビタミンB6・亜鉛も豊富に含まれています。
これらの成分を不足ない状態にすることで脳を活性化させる、リラックス状態を作りやすくすると考えられることからひまわりの種はストレスケアや精神安定にも役立つと考えられます。睡眠ホルモンとして知られるメラトニンはセロトニンと密接な関わりがありますから、不眠(特にストレス性の不眠)対策としても期待ができますね。そしてひまわりの種は鬱病の改善などに対しても効果が期待されているそうです。
美肌作り・アンチエイジングに
ひまわりの種には抗酸化作用を持つビタミンEや抗酸化を助ける亜鉛、マンガン、セレンなどのミネラルが含まれています。また皮膚の代謝を促すビタミンB群や亜鉛なども含まれているので、鉄分や葉酸などが充分に摂取され貧血が改善する、不飽和脂肪酸やビタミンEによって血行が促進されることなども美肌作りのメリットとなります。
これらの成分が複合して働くことでシミやシワなど肌の老化や肌のくすみを予防するとともに、ターンオーバーを促進して出来てしまったシミやニキビ跡などの改善を助ける働きがあると考えられています。そのほかストレスを緩和させる・便秘改善などの働きからは、ストレス性の肌荒れやニキビ改善効果も期待できます。
ひまわりの種(サンフラワーシード)の活用方法
ひまわりの種子はナッツ感覚でそのまま食べる以外に、主にミュズリーや製菓・製パン原料として利用されています。
クセがないため和食系の和え物・炒め物などにもよく合います。栄養成分的にはサラダのトッピングとして使うなど、ビタミンCが豊富なものと組み合わせると互いの効果を高めてくれると考えられます。またカボチャの種と同様に中の実(仁)部分を焙煎してコーヒーのように飲むこともできるそうです。
ひまわり油(サンフラワーオイル)はリノール酸が多いため不飽和脂肪酸のバランスの問題から使わないようにしているという方もいらっしゃいますが、近年はリノール酸が~20%・オレイン酸が40~80%の高オレイン型・ハイオレイックタイプと呼ばれる油が主流となっています。オレイン酸80%となるとほとんどオリーブオイルと変わらないですし、サンフラワーオイルはクセがなく軽い感覚で料理を選ばず使いやすいので活用してみてください。
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