健康で美容にいい食生活といえば、マクロビオティック、ローフード、リビングフード、そしてスーパーフード。

海外のセレブやハリウッドスター、モデルの間ではヘルシー志向による食生活への関心は、日々高まるばかりです。

アメリカで話題のスーパーフードは、近年、日本でも注目されはじめ、2014年に日本スーパーフード協会の代表理事である、いとうゆき氏の著書『全米で大反響!スーパーフード便利帳』(二見書房)が出版されたこともあり、日本女性の美を追求する心をわしづかみにしています。

海外で人気のスーパーフードは、栄養価の高い食品として、日本人の間でも認知がひろがっていますが、私たちが普段食べている和食には、栄養価の高いスーパーフードといわれるものはあるのでしょうか。

健康食品としてのイメージと地位を確立した日本茶

農林水産省が平成25年8月に発表した『茶の輸出戦略』によると、平成24年度の日本茶の輸出額は、50.5億円です。そのうち、46%がアメリカへ輸出されているのです。

アメリカでは、自然食やオーガニック食品の市場は拡大し続けており、ヘルシー志向の追い風を受けて、日本茶は、健康食品としてのイメージと地位を確立しています。

安い日本茶は家庭用に、高い日本茶は贈答用にされるほど、消費者の認知度も高く、日本茶の機能性成分の評価はとても高いのです。私たちが日常的に飲んでいる日本茶の気になる成分は何なのでしょうか。

日本茶にもいろいろな種類がありますので、代表的な日本茶に注目してみましょう。

緑茶

日本人に一番飲まれている日本茶といってもいいほど、日常的な存在なのが緑茶です。緑茶にはポリフェノールの一種であるカテキンが含まれています。カテキンは、老化防止、血圧や血糖値の上昇をおさえるサポート、また、殺菌作用で口臭や虫歯を予防してくれともいわれています。毎日のように緑茶を飲む日本人が長寿大国であることも納得がいきます。

抹茶

抹茶は、緑茶の一種を粉末にしたものです。そのため、茶葉をそのままカラダへ取り入れるため、ダイレクトに成分を摂取することが可能な魅力的な飲み物なのです。

抹茶は緑茶の一種ですから、カテキンはもちろん、ビタミンCやビタミンAも豊富です。秋の夜長、冬のしんしんとした寒さの中、温かな抹茶をいただきたくなる方も多いのではないでしょうか。また、天然塩と抹茶を混ぜて、抹茶塩としてお料理にそえるのもおすすめです。

番茶

番茶は、緑茶の一種ですが、固い茎や若葉ではない葉も含まれているため、緑茶よりカテキンが多いのが特徴です。また、食べ物を陰陽で考えた時に、番茶はカラダのバランスをとってくれる中庸に位置するため、常飲におすすめのお茶でもあります。

カフェインが少ないので、寝る前のゆったりとした時間に飲むお茶としてもいいでしょう。番茶に梅干しを一つ加えれば、梅しょう番茶となり、冷え性や風邪予防、二日酔いのカラダをサポートするお茶となります。

筆者は、スーパーフードは海外の食品ばかりだと思っていましたが、灯台下暗しで、毎日飲んでいる日本茶も栄養価が高いスーパーフードでした。日本茶だけではなく、他にもまだまだ気づいていないスーパーフードがあるような気がします。

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