
スーパーフード・ザ・フルーツ!アサイー、マンゴー
果物を特集してお送りしているこのスーパーフード・ザ・フルーツ!今回は日本でとても流行っている食材をご紹介します。
アサイー
アサイーボウルやアサイースムージーなどでおなじみですね。
ハワイ発のアサイーボウルの人気の影響で、「スーパーフード=アサイー」のようなイメージが出来上がっているかと思うほど、日本ではアサイーが大人気です。ですが、実はアサイーだけが特別ではないということを知って頂きたくて、全てのスーパーフード食材をお伝えしています。
アサイーは、和名をワカバキャベツヤシといい、ヤシ科の植物です。アサイーベリーとも言われますが、ブルーベリーやラズベリーなどのベリー類とは異なります。
ブラジル原産で、アマゾン流域の河岸に生育しています。ヤシ科というと、青空に向かって幹がぐんと伸び、背の高い植物なイメージがあると思います。アサイーも25mほどにも成長し、短冊状の葉は最大で2mほどにもなります。そして、幹の節から黒に近い濃い紫色をした果実をつけた房が垂れ下がります。
木の大きさに対して実は非常に小さく、直径1~1.5cmほどの球体または楕円形をしています。95%は堅い種になっており、小さな実のわずか5%が可食部になります。
このアサイー、オレンジやアップルのような、100%の果汁ジュースはほぼ入手が不可能です。成分表示を確認してみると、そのほとんどがバナナピューレやぶどう果汁などと一緒になったいわゆるミックスジュースです。多くの栄養素を得るには、果肉をすりつぶしたピューレ、またはフリーズドライのパウダー選ぶことをお勧めします。
成分
ビタミンC、E、鉄、カリウム、抗酸化フェノール
アサイベリーブレンドジュース 235mlー111kcal
たんぱく質 0g、脂質 0g、飽和脂肪酸 0g、炭水化物 27g、食物繊維 0g
栄養価
アサイーは、赤道直下で強い紫外線を浴び、また突然の強烈な雨という過酷な環境で育つため、抗酸化物質=ポリフェノールを豊富に含んでいます。
黒に近い紫色がその多さを物語っていますが、アサイーに含まれるポリフェノールの1種アントシアニンはなんとブルーベリーの約18倍と言われています。そのため、無糖のピューレやフリーズドライパウダーをそのまま食べてみると、ちょっと渋みを感じると思います。
ポリフェノールの他にも、ごぼうの約3倍の食物繊維、牛乳の約3倍のカルシウム、ほうれん草の約2倍の鉄分なども含んでいます。造血のビタミンとも言われる葉酸も含んでおり、女性の強い味方ともいえます。オメガ3系やオメガ6系の良質な油分も含むので、ピューレやパウダーをそのまま食べてみると、渋みの後にこくも感じられると思います。
渋みやこくといった風味はありますが、アサイー自体にはほとんど味がないので、フルーツと一緒にアサイーボウルにしたり、スムージーにしたりして取り入れるのが一般的です。
マンゴー
日本では宮崎産のものが有名で、高級食材でもあるマンゴーはウルシ科の植物です。様々な品種森、中には1個6000円、なんていう素晴らしい値段のマンゴーもありますね。そんなマンゴーはトロピカルフルーツの王様でもあり、たくさんの栄養素を含むスーパーフルーツです。
マンゴーの栽培は古く、4000年以上前の紀元前のインドではじまり、仏教では聖なる木とも言われています。原産地は、インドからインドシナ半島周辺と推定されています。現在では500以上の品種があり、現在ではインドの他にもフィリピンやタイ、メキシコなどで栽培されています。日本では宮崎県、沖縄県、鹿児島県、和歌山県、熊本県などで栽培されています。マンゴーの木は常緑樹で、成長すると40mにも達するほどです。
マンゴープリンをはじめ、ムースやシャーベットなどスウィーツの素材としても良く使われますが、完熟していない果実をチャツネにしたり、パパイヤのようにサラダにしたりするなど、幅広い用途に使用されます。
成分
ビタミンA、ビタミンB6、C、E、K、食物繊維、銅、葉酸、チアミン、ナイアシン、ビタミンB2、マグネシウム、カリウム、抗酸化フェノール、ベータカロチン
マンゴー207gー135kcal
たんぱく質 1.1g、脂質 0.6g、飽和脂肪酸 0.1g、炭水化物 35.2g、食物繊維 3.7g
栄養価
マンゴーには、美肌に欠かせないビタミンCやデトックス効果のあるカリウムが豊富に含まれています。また、完熟して濃い黄色になった果肉には、βカロテンが多く含まれます。
フィリピンやタイなどでは、完熟していない果実をサラダにしてたべたり、そのままおやつに食べたりするそうですが、完熟前の緑色の状態ではビタミンCの含有量が高く、実が熟すにつれてβカロテンの含有量が増していきます。だから、完熟前の緑色の状態では酸味が強く、完熟すると甘くまろやかな味になります。
スーパーフード・レシピ
《材料》
マンゴー、レタス、きゅうりなどお好みの野菜、イタリアンドレッシング
なんとマンゴーは、サラダとして食べる事が出来ます。いつもの野菜サラダに、熟したマンゴーをカットして乗せれば、トロピカルサラダに大変身。マンゴーの持つ、独特の甘みがいつものサラダをよりいっそう美味しく仕上げてくれます。
メキシコ料理店で出される事もあるメニューです。是非お試しを!
マンゴーは、スウィーツのイメージが強いと思いますが、このようにサラダなど料理に使うこともできるので、日々の生活に取り入れやすい食材だと思います。
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