ノニ

見た目はごつごつしていて、野菜なのか、果物なのか、一見わからないノニ。ハワイの現地語であるノニという名称が定着していますが、ヤエヤマアオキというアカネ科の常緑小高木の熱帯植物です。

成長したノニの木は、5~10mほどになり、白い花を咲かせ、やがて身をつけます。ゴツゴツとした堅い果実は、最初は緑色ですが熟すにつれてだんだんと黄色に変化します。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、沖縄の八重垣諸島などで見ることができます。

ノニは、約2000年も前から果実を絞ったジュースが万病に効くとされ、ポリネシア諸島の人々の間で「驚異のフルーツ」と呼ばれてきました。近年では、ノニの高い栄養価が注目され、ノニジュースやノニ茶が販売されています。

成分

ビタミンC、亜鉛、炭水化物、ブドウ糖、果糖、食物繊維、ヒスアミノ酸、アルカロイド、テルペン、スコポチレンなど
100%ノニジュース60mlー14kcal
たんぱく質 0.4g、脂質 0g、飽和脂肪酸 0g、炭水化物 3.4g、食物繊維 0.2g

栄養価

美肌や風邪予防に効果的なビタミンCが含まれています。注目すべきは、アルカロイドです。

ノニには、私たち人間が生きていくうえで欠かせないアルカロイド成分「ゼロニン」に変化するプロゼネローズが大量に含まれています。ゼロニンはたんぱく質の代謝をスムーズにするので、老化防止や血行不良の改善などの効能が期待される成分です。また、血管の拡張作用があるスコポレチンが含まれており、血管を柔らかくして血圧の上昇を抑えることが期待できます。

ノニが「ハーブの女王」や「奇跡のフルーツ」と呼ばれるのも納得で、140種類以上もの栄養素が含まれていると言われています。

バナナ

私たち日本人の食生活でもおなじみバナナ。これは子供からお年寄りまでが気軽に食べられて、どこのご家庭にもある、本当に身近な果物だと思います。

四季を問わずいつでもスーパーの店頭に並び、価格も安い方で、美味しいけれど高級感や特別間のない果物かもしれません。
ですがこのバナナも、スーパーフードとしての重要な役割を担っています。食べてすぐに力になることもあり、スポーツ選手にもよく食べられる果物です。

バナナは、南アジアの熱帯が原産のバショウ科バショウ属の植物です。種類も豊富で、数百種類以上と言われており、生食用と芋のように生では食べられない料理用のものがあります。現在世界で栽培されているバナナの約3分の2は生食用で、残りの3分の1が料理用と言われています。
日本では、害虫の侵入を防ぐために、熟した状態ではバナナの通関を通せないことになっています。そのため、青いうちに収穫したものが、低温輸送されてきます。その後、一度室に入れて追熟させてから出荷されます。

バナナと言えば、フィリピン産のイメージが強いかもしれませんが、台湾産などもありますし、日本でも沖縄や奄美大島、鹿児島などで栽培されています。輸入物のバナナは、1年を通して手に入りますが、沖縄などで栽培されている国産の島バナナは収穫時期が限られています。早いものでは5月下旬から収穫が始まり、遅いものは10月頃までとなります。最盛期は、夏真っ盛りの7月から9月頃になります。

成分

ビタミンB6、C、食物繊維、カリウム、マンガン、ビタミンB2、葉酸、マグネシウム、銅、抗酸化フェノール
バナナ 118gー105kcal
たんぱく質 1.3g、脂質 0.4g、飽和脂肪酸 0g、炭水化物 27g、食物繊維 3.1g

栄養価

バナナには、でんぷん、ブドウ糖、果糖など様々な糖質が含まれており、それぞれ体内に吸収される時間が異なるので、エネルギー補給が長時間持続します。だから、マラソンランナーやスポーツ選手が好んで試合前に食べると言われています。

デトックス効果のあるカリウムも非常に多く含まれているので、ナトリウムの排泄を促し、高血圧に効果があります。血圧を調整したり、イライラを解消したりするマグネシウムも含んでいます。風の予防や美肌にも効果的なビタミンCも含んでいますし、消化液の分泌を促すビタミンB1や軟膜をつくるビタミンB2など、ビタミンB群も豊富に含んでいます。

グアバ

グアバはマンゴーと並んで、トロピカルフルーツの中でも認知度が高いフルーツではないでしょうか。ジュースが一般的かと思いますが、葉の部分をグアバ茶としても飲用されています。

ビタミンから葉酸、銅、マンガンなど女性に嬉しい栄養素を多く含む素晴らしい栄養素を揃え持っているので、いつもの食事にプラスして、グラス一杯のグアバジュースを摂取して欲しい、おすすめの果物です。

グアバは、東南アジアをはじめカリブ海やメキシコ、南アメリカ北部など、熱帯地域に自生するフトモモ科バンジロウ属の植物です。果実は、直径3~7cm程度の球体もしくは洋ナシのような楕円形です。果肉は、品種によりピンクや黄色、白などがあります。

成分

ビタミンA、C、葉酸、食物繊維、カリウム、銅、マンガン、たんぱく質、ビタミンB6、E、K、チアミン、ナイアシン、パテントン酸、マグネシウム、リン、リコピン、フェノール
グアバ 165gー112kcal
たんぱく質 4.2g、脂質 1.6g、飽和脂肪酸 0.4g、炭水化物 23.6g、食物繊維 8.9g

栄養価

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すふらぶ編集部

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