冷え性は血液の巡りが悪くなることで、肌のくすみや身体のむくみを招いたりと、健康面はもちろん美容面にも悪影響を与えるそうです。にんにくには末梢血管を拡張させ、血液の流れをよくする効果があるので冷え性の改善に役立ちます。

ストレスを溜めるとアドレナリンなどの分泌量が増えることから、身体が緊張状態になり、血管が収縮して血行が悪くなります。血の巡りが悪くなると、新陳代謝が悪化して、お肌のターンオーバーが乱れたり、太りやすくなったりと、美容面で様々な悪影響を及ぼします。

にんにくには「精神ビタミン」とも呼ばれる、ビタミンB1の吸収を高める効果があります。にんにくに含まれるアリシンがビタミンB1と結合すると、神経の働きを正常化し自律神経のバランスを整えてくれるアリチアミンという物質に変わるのです。これにより、にんにくは抗ストレス効果が期待できると言われています。

にんにくは生でも加熱した場合でも、食べ過ぎると胃を荒らしたり、下痢や便秘になる可能性があります。さらに血圧の上昇や目の充血、肝臓障害などを引き起こす危険性もあるので注意が必要です。

1日の成人の目安量としては、生のにんにくで1片、加熱調理したもので2～3片と言われています。

ただ量については個人差があるので、目安量より少ない量でも下痢などの症状が出る可能性がありますし、体調が悪い時などは症状が出る可能性もあるので、目安量はあくまで参考程度にして、自分に合った量を食べることが大切です。

特に生のにんにくは刺激が強いので、空腹時は避けた方がいいでしょう。空腹時に食べると胃腸にかなりの負担をかけることになり、激しい胃痛を起こす可能性があります。加熱したものであっても、空腹時であったり、1度に大量に食べたりすると、同じような症状が出る可能性があるので気をつけましょう。

いかがですか？
私たち日本人にとってニンニクは、身近な夏野菜ですが、こんなにも素晴らしい効果が期待できるのです。
ぜひ、積極的にニンニクを摂り健康と美容を維持していきたいですね。