夏が旬の古い歴史を持つ野菜

にんにくとはユリ科ネギ属で、玉ねぎなどと同じように食用とするのは主に根元の球根とこです。にんにくの原産地は中央アジアと考えられていますが、紀元前4000~3000年には古代エジプトで、食用や薬用に利用されていたことがわかっていると言われています。

日本では古事記や日本書紀に記載がみられることから、8世紀頃には存在していたと考えられているようです。ただ日本人が本格的に、にんにくを食べ始めたのは第二次世界大戦後だそうで、食の欧米化などに伴って洋食に合うスパイスとして、受け入れられるようになったと言われています。

一般的にスーパーで多く出回っているにんにくは中国産とのことですが、日本全国で生産されているそうで、その約70%は青森県が出荷しているとのことです。にんにくは地方により収穫時期がずれることから、旬も多少ずれるようですが、大体6~8月にかけての夏が旬だと言われています。

にんにくの栄養とは?

にんにく1個(42g)のカロリーは、52kcalとのことで、100gあたりは134kcal、にんにく1片は大きさにより異なりますが、大体7~20kcalだと言われています。

ニンニクに含まれる栄養素をご紹介します。

アリイン

にんにくの主成分と言われるアリインは、ニラやらっきょうなどにも含まれているそうで、疲労回復や、滋養強壮に大きな効果を発揮すると言われています。

カリウム

カリウムは体内の余分な塩分や水分を体外へ排出する働きがあると言われ、むくみの解消や血圧を下げる効果があるとのことです。

アルギニン

アルギニンは栄養ドリンクなどに配合されることが多いそうで、ホルモンバランスの正常化や、老化の防止など、滋養強壮効果、更年期障害の症状の緩和などに効果が期待されているそうです。

セレン

セレンは別名「セレニウム」と呼ばれ、老化の原因となる活性酸素に対抗する、抗酸化作用を持つ成分だと言われています。

その他の栄養素

にんにくには他にも、たんぱく質、脂質、炭水化物、食物繊維、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンC、葉酸、パントテン酸、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、リンなど、数十種類もの栄養素が含まれているそうです。

ニンニクの効果

疲労回復・体力増強

疲労回復、体力増強には、糖質の代謝に関わるビタミンB1が欠かせないと言われています。「疲労回復」のビタミンとも呼ばれるビタミンB1を含む食材は多いものの、水溶性で吸収率が悪く、1度に大量に食べたとしても、1回に10mgほどしか吸収されず、あとは尿で排出されてしまうそうです。

ところがこのビタミンB1と、にんにくのアリシンが結びつくと、吸収率が高く、血中に留まる時間が長いというアリチアミンに変化するので、糖質のエネルギー代謝が向上し、その結果疲労回復、体力増強効果が得られると言われています。

またにんにくのもうひとつの主成分と言われる、スコルジニンにも疲労回復、体力増強効果があるとのことです。

食中毒予防

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すふらぶ編集部

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