ウコンについて

ウコンと聞くとお酒を飲むときに、二日酔い予防で飲むイメージが強いですが、カレーなどに使われている香辛料「ターメリック」はウコンなのをご存じですか?

ターメリックの原産地はインドで、紀元前の時代より栽培されていた植物です。日本国内では、ターメリックよりは「ウコン」の名の方が有名なのかもしれませんね。

そんなウコン、実はスーパーフードとしても有名な食品。その優れた抗酸化作用が、美肌や脳の活性化をもたらしてくれるのだとか。さらに、アルツハイマー病の予防効果もあるというのです。

ウコンの優れた成分「クルクミン」

ウコンの優れた効果は、ウコンに含まれているポリフェノールの一種「クルクミン」の働きによるものなのです。では、クルクミンにはどのような成分であるのでしょうか?

クルクミンは根や茎の部分に含まれる成分です。鮮やかな黄色の天然色素でたくあんやカレーなどにも使われています。

クルクミンは、肝臓の解毒機能を高めたり、胆汁の分泌を促進したりして、肝臓の機能を向上させることができます。こうしたクルクミンの効果は、お酒を飲む方の肝臓ケアに適しているためお酒を飲む前にウコンを摂取する方が多いです。

ウコンには「春ウコン」「秋ウコン」の2種類があり、クルクミンは「秋ウコン」と呼ばれる品種に多く含まれているため、ウコンを購入する際は、間違えないように注意しましょう。

優れた抗酸化力で美肌を手に入れる

クルクミンの抗酸化作用は、紫外線による光老化対策にも効果的なのです。紫外線が気になるこの時期は、朝食にウコンをプラスしてシミやシワを予防してみましょう。

秋ウコンとは、実は「ターメリック」のことです。味にこれといったクセがないため、さまざまな料理や飲み物に加えることができます。サラダやスープなどに粉末をふりかけて食べたり、オムレツやパンケーキを作る際に混ぜ込んだりと、お好みの使い方ができます。飲み物に入れる場合も、コーヒーや紅茶はもちろん、牛乳やフルーツジュース、スムージーにもおすすめです。

認知症を予防にも効果的

クルクミンの働きのなかで、もうひとつ気になるのが、脳の活性作用です。最近の研究結果では、ウコンが含まれたカレーを食べたことで脳が活性化され、IQがアップしたというデータもあるといいます。そんなクルクミンの働きは、認知症予防にも効果的として、高齢化が進む日本では注目が集まっています。

そしてクルクミンの抗酸化作用は、脳の酸化にも効果が期待できます。認知症の一種である「脳血管性認知症」は、脳梗塞や脳出血など、脳の血管障害が原因となって起こります。クルクミンが脳細胞や脳血管の酸化を防ぐことで、それらが受けるダメージをおさえられ、脳血管性認知症の予防ができるといわれているのです。

ウコンの消費量世界第1位のインドでは、アルツハイマー病がとても少ないというデータがあります。これはクルクミンの働きが影響していると見思われています。日本人もカレーが好きな人は多いはずです。高齢化が進んでいる日本。カレーをはじめとしたウコンを使用した食品を食べて、認知症を予防していければいいですね。

いかがですか?

美肌効果や脳の活性化、認知症予防、肝機能向上など、子どもからお年寄りまでうれしい効果がたくさんのウコン。
さまざまな料理でウコンを活用し、家族みんなで健康になりましょう。

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