美肌や便秘解消だけじゃない!?えごま油のいいところ?
えごま油って聞いたことありますか?えごま油には、α-リノレン酸という栄養素がほかの油よりも豊富にふくまれており、便秘解消や認知症予防、ダイエット効果などに期待ができるようです。そんなえごま油の効能や摂取方法、摂取について調べてみました。
脳の神経細胞を死滅させない
えごま油は認知症にも効果があると言われています。
認知症になる原因はさまざまなのですが、そのなかのひとつとして、脳の神経細胞が死んでしまうことが挙げられます。脳の神経細胞は一度死滅してしまうと、もう回復することはないと言われています。そのため、この脳の神経細胞を死滅させないことが、認知症予防として大切になってきます。
えごま油に含まれているα-リノレン酸は、体内に吸収されるとEPAやDHAといった栄養素に変わると言うのはさきほどご説明しましたが、このEPAやDHAは、弱ってしまった脳の神経細胞を活性化させると言う作用も持っているのです。
えごま油はほかの油よりもα-リノレン酸の含有量が多いので、少量でも簡単に摂取することができます。
30分で脳に変化が出る?
えごま油は吸収が早く、なかには摂取してから30分ほどで脳内に変化が現れることもあるそうです。また、たんぱく質を含む食材と一緒に摂取することによって、脳の神経細胞の活性化やつながりを強くする効果があるそうです。
コレステロール値を改善
悪玉コレステロールを減少
えごま油にはα-リノレン酸が豊富に含まれているのですが、このα-リノレン酸は、悪玉コレステロールを減少させる働きももっています。コレステロールには悪玉コレステロールと善玉コレステロールの2種類がありますが、悪玉コレステロールはさまざまな細胞にコレステロールを運んでいく役割を持っています。
しかし、血液中の悪玉コレステロールが増えてしまうと、脂質異常症となったり、血液がどろどろの状態になり、動脈硬化や心筋梗塞になりやすくなってしまうのです。
えごま油に含まれているα-リノレン酸は、この増えすぎてしまった悪玉コレステロールを減少させる効果をもっているので、それによって動脈硬化や脂質異常症を予防することができます。
善玉コレステロールを増やす
善玉コレステロールは、余分なコレステロールを肝臓に運んでいくという役割を持っています。悪玉コレステロールが増えて善玉コレステロールが減少してしまうと脂質異常症となってしまうので、それを防ぐためにも、善玉コレステロールを増やしていくことが大切です。
えごま油に含まれているα-リノレン酸は悪玉コレステロールを減少させるだけでなく、善玉コレステロールを増やす効果も持っています。とくに、えごま油は菜種油などのほかの油よりも、α-リノレン酸を豊富に含んでいるので、コレステロール値を改善するために摂取するのもおすすめです。
えごま油を摂取する時の注意点
1日の摂取量は小さじ1杯
えごま油には、100gあたり約60gほどのα-リノレン酸を含んでいると言われています。α-リノレン酸の1日当たりの摂取基準量はおよそ2g程度となっているので、えごま油を摂取するときは、だいたい「小さじ1杯」を目安に摂取するようにしましょう。
たくさん摂りすぎると思わぬ副作用が生じることがあるので、きちんと摂取量を守って取り入れることが大切です。えごま油のサプリメントを服用している場合は、食事からの摂取は控えるようにしましょう。
また、身体に言いとはいってもえごま油は油です。スプーン1杯分でもだいたい40~50kcalはあると言われているので、摂取しすぎには注意しましょう。
加熱はNG
えごま油は熱に弱いという特徴があります。えごま油は加熱してしまうと酸化しやすくなってしまうのとα-リノレン酸が熱によって壊れてしまいます。ですから、えごま油は加熱せずに摂取することが大切です。
具体的にどのくらいまでの加熱なら耐えられるのかというと、140~150度ほどまでだと言われています。しかし、加熱すればするほど酸化が進んでいくので、できれば加熱せずにそのまま摂取したり、サラダなどにかけて食べるのがおすすめです。
過剰摂取するとお腹が緩くなる
えごま油は、1日の摂取基準量を超えて大量に摂取すると、お腹が緩くなる場合があります。とくに、えごま油を摂取しすぎると、下痢などの症状が現れることが多いようです。
えごま油には老廃物の排泄を促す作用があります。また、腸は油を吸収するのが苦手なため、過剰に摂取すると、消化や吸収が追い付かず、腸に刺激を与え続けることになってしまいます。そのため、これによって下痢などの症状が現れやすくなるのです。
直射日光を避け、開封後は早めに使い切る
えごま油は加熱に弱いこと以外にも、非常に酸化しやすいというデメリットがあります。えごま油の入ったビンを一度開封してしまうと、空気が入ってさらに酸化しやすくなってしまうので、一度開けたらできるだけ早く使い切るのがポイントです。
また、えごま油を保存する場所は低温で直射日光の当たらない場所にしましょう。商品によっては冷暗所に保存と書かれているものや、冷蔵庫で保存と書かれているものなどもあるので、表記された保存方法を守って保存しましょう。
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