しじみに隠されたパワーとは?

しじみに含まれる健康効果の中心的存在が「オルニチン」という成分です。よくスーパーなどで並んでいるしじみの商品のパッケージなどに「オルニチン◯個分」という文字をよく見かけますよね。

そう、しじみは他の食品に比べてオルニチンの含有量が飛び抜けて高い(10.7~15.3mg/しじみ100g)のです。
そもそもオルニチンとはどんな成分なのでしょう?

オルニチンは、アミノ酸の一種。たんぱく質の中に存在するアミノ酸とは違い、血液に溶け込んだ状態で体内を巡り、肝臓で重要な働きをすることがわかっています。

オルニチンに期待できる効果

1.疲労回復効果

オルニチンは、毒素であるアンモニアを無毒の尿素に変える「オルニチン回路」を促進。アンモニアが減ることで、カラダの代謝がスムーズになり、疲労回復につながります。

2.二日酔いの緩和

アルコールを摂取すると、「NADH」という物質が増え、脳におけるエネルギー生産を邪魔してアルコール性疲労を導きますが、オルニチンの解毒効果により、これらの機序が緩和されます。

朝の目覚めを改善

就寝前にオルニチンを摂取することで、眠りの体感が良くなり、翌朝起床した際に、頭がより早く目覚める可能性が示された研究結果があります。

アンチエイジング

睡眠が健常な女性を対象とした研究調査で、オルニチン摂取によって、睡眠中に分泌される成長ホルモンを増加させる可能性が示唆されています。また、女性の「疲れ肌」を改善する可能性も報告されています。

またしじみには、オルニチンの他に肝臓の機能をサポートする「グリコーゲン(動物性のでんぷん多糖類の一種)」や動脈効果の予防・血圧上昇の抑制につながる「タウリン」、貧血を予防・改善する「鉄分」などが豊富に含まれています。ですから、多忙の方や飲酒の対策としてはおすすめの食材なのです(ただし、肝機能に障害のある人は、摂取してよいか医療機関等に確認した方が良いでしょう)。

食べ方としては、オルニチンのたっぷり入ったインスタント味噌汁を上手に活用するのが便利です。もちろん、そのまま味噌汁として飲むのも良いですが、ヘルシーな朝ごはん・夕ごはんとして消化吸収のよい「雑炊」などもおすすめです。

しじみ70個分のちから★卵雑炊

インスタント味噌汁でできるしじみ雑炊のレシピを紹介します。
ぜひ、お試しあれ!

材料(1人分)

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すふらぶ編集部

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